弊社で採用している高耐久の塩ビシート、リベットルーフは『プラスチックの女王』と称されるMMA(メタクリ酸メチル)樹脂層を積層した塩ビシートです。MMA樹脂は水族館の巨大水槽に用いられている高耐候アクリル樹脂です。大手ハウスメーカーにも採用されています。
20年超の耐久性のある塩ビシートですが、さらに長寿命の30年超の耐久性のあるリベットルーフHPは、紫外線や熱による物性の変化が少なく、変退色もわずかという特徴があります。人工促進暴露試験において30年相当経過しても伸び保持率が60%を上回っており、防水改修の頻度を減らすことで改修コストの低減が実現できます。
基本的に既存防水層の上にかぶせるカバー工法で防水層を新設します。既存防水層を撤去しない為廃材を減らすことができます。既存の防水層を残すことで施工中の雨養生にもなります。
金属屋根(折板・瓦棒)、アスファルトルーフィング葺きの屋根もカバー工法で改修出来ます。
ゴムシート防水や、アスファルト防水、ウレタン塗膜防水は、定期的なトップコートの塗替えが必要となりす。通常のウレタン樹脂のトップコートで5年~7年で塗り替えが必要になります。
塩ビシートはトップコートの塗り替えが不要の為、メンテナンスにまつわる負担が軽減されます。
塩ビシート防水機械的固定工法の場合は、下地の動きに対してシートが追従します。そのため、下地に亀裂やクラックが入った場合でも防水層が破断しにくい特徴があります。
塩ビシートは長期間にわたって柔軟性を維持することができる防水シートです。
塩ビシート防水は耐候性に優れているために鳥のついばみによって防水層が損傷する「鳥害」の被害報告がない安心できる防水シートです。
ゴムシート防水に使用されているシートは柔らかいためカラスなどがくちばしで穴を開けてしまい、漏水が発生するケースがあります。
塩ビシート防水長尺シート上貼り仕上
工法と採用するシートの厚みによって、軽歩行仕様にすることが可能です。また防水層の上に保護材(長尺シート)を敷設することで一般歩行用途に変更することが可能です。
シート防水の上に敷設ができるタイルで防水層の保護と美観の向上を図ることも出来ます。
へーベルハウスの屋上防水改修工事の施工事例です
既存の防水は塩ビシート防水です。ところどころ防水シートの収縮による防水シートの破断が見られました。
経年劣化によるシートの硬化が進行している状態でした。
絶縁シートの敷設作業を行っているところです。絶縁シートは既存の防水層と下地の緩衝を防ぐ為に使用しますので、新設の場合は不要です。
塩ビシート防水機械的固定工法の仕様です。
塩ビシートを溶着固定するIHディスクの取り付けが完了したところです。このディスクを高周波誘導加熱装置で塩ビシートの上から加熱して塩ビシートと接合します。
塩ビシートとIHディスクを高周波誘導加熱装置を使用して塩ビシートを固定します。高耐久のリベットルーフHPの仕様です、30年超の耐久性があります。
※高周波誘導加熱とは、電磁誘導を利用して、金属を自己発熱させ加熱する方式で、瞬時に発熱できるため予備加熱が不要で、電磁調理器にもこの原理が応用されています。
端部に設置した塩ビ鋼板にシートを熱風機で溶着しているところです。塩ビシートの溶着には、熱溶着と、溶着剤による液溶着があります。
この後、笠木に設置した塩ビ鋼板にも塩ビシートを溶着させます。
※塩ビシート防水で使用されているライスター社の熱風機は約600度の熱風を発生させます。
太陽光パネルを設置するためと思われる架台の基礎が設置されていました。基礎部分も塩ビシートで納めます。
へーベルハウスは陸屋根の塩ビシート防水の建物が標準仕様になっていますので、塩ビシート防水の改修工事の事も考えて設計されています。へーベルハウスは円滑に防水改修工事が進められます。
塩ビシート防水の施工完了後です。
高耐久のリベットルーフHP機械的固定工法(アンカー固定工法)です。
※リベットルーフHPは30年超の長寿命を目的とし、特殊配合により製造された高耐久グレードの防水シートです。紫外線や熱による物性の変化が少なく、変退色もわずかという特長があります。
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