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高耐候・高耐久・塩ビシート防水

高耐候・高耐久・高品質な塩ビシートで建物を守ります
30年超の高耐久シートで防水改修回数を減らしコストダウンが実現できます

弊社で採用している高耐久の塩ビシート、リベットルーフは『プラスチックの女王』と称されるMMA(メタクリ酸メチル)樹脂層を積層した塩ビシートです。MMA樹脂は水族館の巨大水槽に用いられている高耐候アクリル樹脂です。大手ハウスメーカーにも採用されています。

20年超の耐久性のある塩ビシートですが、さらに長寿命の30年超の耐久性のあるリベットルーフHPは、紫外線や熱による物性の変化が少なく、変退色もわずかという特徴があります。人工促進暴露試験において30年相当経過しても伸び保持率が60%を上回っており、防水改修の頻度を減らすことで改修コストの低減が実現できます。

当社では、高い専門知識と技術を有する防水技能士による安心・安全な施工をお約束しております。塩ビシート防水の施工は、防水材メーカーの正式な施工指導を受けた経験豊富な職人が担当し、熟練の技術力を最大限に活かし、品質の高い仕上がりが可能です。

安心の10年保証

防水工事の完了後には、防水材メーカー、施工業者、そして弊社の三者が連名で署名した「保証書」を発行いたします。
この保証書は、使用された防水材および施工に関する品質保証を明確にするものであり、お客様に安心してご利用いただくための重要な書類となっております。

当該工事に使用している塩ビシート(塩化ビニール樹脂製シート)は、耐久性に非常に優れており、厳しい環境下でもその性能を長期間にわたり保持できる高品質な素材です。一般的な使用環境下においては、10年以上にわたり基本的にメンテナンスが不要であるとされており、長期的な安心をご提供いたします。

万が一、保証期間中に防水層に不具合やトラブルが発生した場合には、保証内容に基づき、迅速かつ誠意をもって無償対応をさせていただきます。

 

日本での塩ビシート防水の歴史

1970年代>日本での導入と初期開発
日本では1970年代にヨーロッパから技術導入され、塩ビシート防水の試験施工が始まりました。
当初は建築基準や気候風土の違いから普及は限定的でしたが、徐々に国産化が進みました。

 1980年代>本格的な普及
国産メーカー(アーキヤマデ、田島ルーフィングなど)が塩ビシート製品を開発・販売開始。
一般建築、特に学校や公共施設などの屋上防水として採用が増加。
下地との接着方式(機械固定工法・接着工法など)が多様化し、施工性の選択肢が増えました。

 1990年代〜2000年代>高性能化と工法の多様化
耐候性・可とう性に優れた高性能タイプの塩ビシートが登場。
機械的固定工法(アンカー固定工法)が主流となり、断熱材との組み合わせも一般的に。
環境対応型(ノンフタル酸可塑剤など)の製品も登場。

 2010年代>持続可能性への対応
環境配慮型材料の開発、リサイクル対応技術などが進展。
BIM設計との連携や、改修市場向けの高機能製品も登場。

 2020年代>カーボンニュートラルとスマート防水
カーボンフットプリント削減への取り組み(再生PVC使用、製造省エネ)
塩ビシートの再利用・リサイクルスキームの構築
デジタル施工管理(AI・センサー・クラウド)との統合

 

塩ビシート防水のメリット

カバー工法で廃材を減らせます

基本的に既存防水層の上にかぶせるカバー工法で防水層を新設します。既存防水層を撤去しない為廃材を減らすことができます。既存の防水層を残すことで施工中の雨養生にもなります。

金属屋根(折板・瓦棒)、アスファルトルーフィング葺きの屋根もカバー工法で改修出来ます。

トップコートの塗替えなどのメンテナンスが不要です

ゴムシート防水や、アスファルト防水、ウレタン塗膜防水は、定期的なトップコートの塗替えが必要となりす。通常のウレタン樹脂のトップコートで5年~7年で塗り替えが必要になります。

塩ビシートはトップコートの塗り替えが不要の為、メンテナンスにまつわる負担が軽減されます。

下地の挙動に追従する柔軟性があります

塩ビシート防水機械的固定工法の場合は、下地の動きに対してシートが追従します。そのため、下地に亀裂やクラックが入った場合でも防水層が破断しにくい特徴があります。

塩ビシートは長期間にわたって柔軟性を維持することができる防水シートです。

厚みが均一な防水層ができます

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塩ビシート防水は、工場であらかじめ均一な厚さで製造されています。そのため、下地の影響を受けることなく施工すると均一な厚みの防水層になります。塗膜防水の場合は、下地の影響を受けやすく均一な厚みの防水層の施工が難しいという問題があります。

シートの厚みは1.5mmと2.0mmがあります。

鳥のついばみによる防水層の損傷がありません

塩ビシート防水は耐候性に優れているために鳥のついばみによって防水層が損傷する「鳥害」の被害報告がない安心できる防水シートです。

ゴムシート防水に使用されているシートは柔らかいためカラスなどがくちばしで穴を開けてしまい、漏水が発生するケースがあります。

保護材(長尺シート)上貼りで歩行仕様にできます

塩ビシート防水長尺シート上貼り仕上

工法と採用するシートの厚みによって、軽歩行仕様にすることが可能です。また防水層の上に保護材(長尺シート)を上貼りすることで一般歩行用途に変更することが可能です。

長尺シートより費用は掛かりますが、歩行用のタイルを敷設して防水層の保護と美観の向上を図ることも出来ます。

塩ビシート防水のデメリット

塩ビシート防水(塩化ビニール樹脂シート防水)は、耐久性・施工性・仕上がりの美観などに優れた防水工法として多くの建築物に採用されています。しかし、他の防水工法と同様にいくつかの短所や注意点が存在します。ここでは、代表的なデメリットについてご説明いたします。

1. 複雑な形状の施工には不向きな場合がある
シートを貼り合わせて施工する特性上、立ち上がり部や突起物が多い複雑な形状の屋上やバルコニーでは、納まりが難しく、施工精度が要求されるため、コストや工期が増す場合があります。

2. 施工には専門知識と専用機器が必要
塩ビシートの接合には、熱風溶接という特殊な技術が必要です。これには専用の機材や訓練を受けた職人が必要なため、施工できる業者が限られており、人材不足が課題となっています。

3. 施工時に騒音が発生する
塩ビシート防水工事では、下地調整のための機械工具使用や、熱風溶接機による加熱処理、固定用のディスク取り付けなど、電動工具や機械音による一定の騒音が発生します。特に集合住宅や商業施設、稼働中の建物での施工時には、周辺への配慮や作業時間の調整が必要となるため、事前の調整が重要です。

​4. 強い薬品や火気に弱い
塩ビシートは多くの環境に対して高い耐性を持ちますが、一部の有機溶剤や油分との接触により、変質・劣化が起きる可能性があります。また、熱には比較的弱いため、火気厳禁の管理が必要です。

塩ビシート防水の施工可能な職人が少ない理由

塩ビシート防水は、耐久性・施工後の美観性・長期的なメンテナンス性に優れた優秀な防水工法である一方で、その施工には高度な技術と専門知識が求められます。そのため、施工できる職人が限られており、次のような理由から「希少性」が生まれています。

1. 高い施工技術と経験が必要

塩ビシートは、単純に貼るだけでは防水性能を発揮できません。
熱風溶接によってシート同士を接合し、継ぎ目の隙間なく仕上げる必要があります。この作業には温度管理や作業スピード、圧力の加減などの熟練技術が不可欠で、短期間では習得できません。

2. 施工ミスが許されない精密な工法

防水層は建物の長期的な耐久性に直結するため、わずかな施工ミスが雨漏りや構造劣化の原因になります。特に塩ビシートは、複雑な形状の屋根や立ち上がり部などでの施工が難しく、丁寧で緻密な作業が求められるため、経験の浅い職人には任せづらいという現実があります。

3. 施工に必要な専用機材の扱いに習熟が必要

熱風溶接機(オートマチック・ハンディ)や専用ローラー、プライマーなど、特殊な施工機器や材料が必要です。それらを安全かつ効果的に使いこなすためには、現場での実践経験が不可欠であり、新人職人がすぐに扱えるものではありません。

4. 従来工法からの切り替えに壁がある

職人の多くは長年、ウレタン防水やアスファルト防水などの従来工法に慣れており、新しい工法への移行に慎重になる傾向があります。塩ビシート防水は海外では一般的ですが、日本では導入が比較的遅れたこともあり、習得者が育ちにくい環境が続いています。

5. 人材育成が追いついていない現状

建設業界全体において、若手職人の不足や高齢化が進んでいる中で、塩ビシート防水のような専門性の高い技術を継承する人材が限られているという課題もあります。技術を継承する機会が少なく、自然と対応できる職人も減少傾向にあるのです。

以上のように、技術的な難易度の高さ、専門性、経験の必要性、人材不足といった複数の要因が重なり、塩ビシート防水の施工ができる職人は全国的にも希少です。そのため、施工できる業者や職人の価値が高く、信頼できる施工体制を確保することが、品質の高い防水工事を行ううえで非常に重要となっています。

 

高耐久(30年超)塩ビシート防水施工事例

高耐久塩ビシート・リベットルーフHP

へーベルハウスの屋上防水改修工事の施工事例です

施工前の状態

既存の防水は塩ビシート防水です。ところどころ防水シートの収縮による防水シートの破断が見られました。
塩ビシートは建物の動きや温度変化により伸縮します。紫外線や熱、風雨に長年さらされることで、シートが硬化・脆化します。
 

 

絶縁シートの敷設

絶縁シートの敷設作業を行っているところです。絶縁シートは既存の防水層と下地の緩衝を防ぐ為に使用しますので、新設の場合は不要です。
塩ビシート防水機械的固定工法の仕様です。

※絶縁シートは防水層と下地の緩衝、スチレン系断熱材へのシートの可塑剤以降防止のために用いる発泡ポリエチレン、ポリプロピレン系不織布などのシートで厚み1.0~2.0mm程度のもの。

 

IHディスクの設置

塩ビシートを溶着固定するIHディスクの取り付けが完了したところです。このディスクを高周波誘導加熱装置で塩ビシートの上から加熱して塩ビシートと接合します。塩ビシートを敷設後、上からアンカーを打込むことがないため、シートに穴をあけません。そのため、防水層に穴が開くことがなく、高い水密性を確保できます。

塩ビシートとIHディスクの加熱接合

塩ビシートとIHディスクを高周波誘導加熱装置を使用して塩ビシートを固定します。高耐久のリベットルーフHPの仕様です、30年超の耐久性があります。

※高周波誘導加熱とは、電磁誘導を利用して、金属を自己発熱させ加熱する方式で、瞬時に発熱できるため予備加熱が不要で、電磁調理器にもこの原理が応用されています。

塩ビシートと塩ビ鋼板の溶着

端部に設置した塩ビ鋼板にシートを熱風機で溶着しているところです。塩ビシートの溶着には、熱溶着と、溶着剤による液溶着があります。
この後、笠木に設置した塩ビ鋼板にも塩ビシートを溶着させます。

※塩ビシート防水で使用されているライスター社の熱風機は約600度の熱風を発生させます。

架台基礎塩ビシート納め

太陽光パネルを設置するためと思われる架台の基礎が設置されていました。基礎部分も塩ビシートで納めます。
へーベルハウスは陸屋根の塩ビシート防水の建物が標準仕様になっていますので、塩ビシート防水の改修工事の事も考えて設計されています。へーベルハウスは円滑に防水改修工事が進められます。

塩ビシート防水施工完了

塩ビシート防水の施工完了後です。
高耐久のリベットルーフHP機械的固定工法(アンカー固定工法)です。

リベットルーフHPは30年超の長寿命を目的とし、特殊配合により製造された高耐久グレードの防水シートです。紫外線や熱による物性の変化が少なく、変退色もわずかという特長があります。

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