塗装業者による不完全な施工事例①

塗装業者が施工したマンションの屋上ウレタン防水施工３年後の事例です。
ウレタン塗膜防水通気緩衝工法(X-1工法)

防水層の厚さが不足している為施工後3年で亀裂が生じています。
ウレタン防水材を規定以上の希釈をして施工したと思われます。

架台の入隅部分にシールがされていないので入隅部に亀裂が生じている。また、基礎の立上りに部に必要な補強メッシュが使われていない。
意図的に手抜き工事をしたのか、知識が無い施工会社や職人が施工したかは不明ですが防水の役割をはたしていない状況です。

通気管の立上り部分の防水が不完全で、立上りの上部まで施工されていない。
何も下地処理をしないで塗っただけの施工で通気管の立上り部分の施工は手抜き工事と思われます。

上記通気管写真の全体写真です、通気管のカバーを外さず施工したため、不十分な施工になったと思われます。カバーを上にあげるだけの少しの手間を惜しんで施工した手抜き工事です。

下地調整が不十分な為下地が凸凹している。樹脂モルタルで下地調整をして平滑にしていないと思われます。

ウレタンの防水層をカットしてみたところ、防水層の厚みは１mm程度しかありませんでした。
防水層は3mmの厚みが必要です。この厚みでは３年で亀裂が発生するのは必然です。