防水業者による不完全な施工事例④

塗装工事と防水工事の施工をしている業者のマンションの屋上塩ビシート防水の事例です。

塩ビシート防水機械的固定工法

排水ドレンの口径が小さく、排水口が詰まっていました。

この場所の排水ドレンの既存の口径は50mmですがが、17mm程のドレンが取付されていました。
通常口径50mmの既存ドレンに改修ドレンを使用しする場合は37mmの改修ドレンになります。なぜこのような口径のドレンを取り付けたかは不明です。排水口が詰まらないように設置するストレーナーも設置されていません。防水工事に関する知識が不足している業者の施工不良の事例です。

■排水ドレン部の改修の方法としては、
①既存ドレンを使用してドレン廻りを処理する。
②既存ドレンを撤去交換する。
③既存ドレンに改修用ドレンを取付ける。
上記３通りの施工方法があります。

③の改修ドレンを取り付ける場合は既存のドレンより口径が小さくなります。その為、排水能力を確保する場合は、既存ドレンを使用するか、不具合がある場合はドレンを交換します。